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金属製造業におけるDXと組織改革の融合

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【Before】データの「迷宮」が、顧客対応の足かせに

導入前、同社ではExcel、手書きの伝票、そして古いオフコンという複数のツールが混在していた。在庫状況を把握するためには、事務所と工場を往復し、複数のファイルを開き、最後は現場のベテランの「記憶」に頼るしかない。

「お客様から『あの規格の在庫はあるか?』と聞かれても、即答できない。これが最大の機会損失でした」と経営者は振り返る。特に「仕掛品(製造途中の製品)」のステータスは誰にもわからず、納期回答の遅れが営業の提案力を削いでいた。

業 種金属製造業
規 模従業員数120名
期 間12ヶ月
支援形態WEBシステム開発 + 人事評価制度

【Solution】システムを「道具」から「評価」の対象へ

今回のプロジェクトの核心は、WEBシステムの開発と並行して「人事評価制度」を刷新した点にある。製造現場において、データの入力作業は「面倒な付帯業務」と捉えられがちだ。

そこで、正確なデータ入力やシステム活用による生産性向上を、新しい人事評価の項目に組み込んだ。 「システムを入れるだけでなく、それを使いこなす人が報われる仕組みをセットにしました。これがなければ、120名の組織を変えることは不可能だったでしょう」

【After】「探す時間」が「提案する時間」に変わる

導入から12ヶ月。現在、事務所のPCや現場のタブレットからは、あらゆる規格・仕掛品の状況がリアルタイムで検索可能となった。

  1. 検索の即時化: 複雑な規格や、これまで把握しきれなかった仕掛品も数秒で特定。
  2. 提案型の営業へ: 在庫状況を根拠に「この規格なら明日発送できます」という攻めの提案が可能に。
  3. 管理コストの激減: 月末の棚卸作業は3日かかっていたものが、わずか数時間に圧縮された。

■経営者様・担当者様からの声

以前は『データを探す』のが仕事になっていました。今は『データをどう活かすか』を全員が考えています。システムと評価制度、この両輪が揃ったことで、ようやく120名が一つのチームとして機能し始めました。これは単なる効率化ではなく、わが社の文化のアップデートです。

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