障がい者アートの社会進出へ。Busifro-Search株式会社とカポノジーコがパートナーシップ協定を締結

平素よりBusifro-Search株式会社の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
この度、Busifro-Search株式会社とカポノジーコがパートナーシップ協定を締結いたしました。

―テクノロジーと創造力がつなぐ、新たな福祉のかたち―

両者は障がいのある方々の「表現する力」と「働く機会」を連携させ、福祉とアート、テクノロジーを融合した新たな社会参画モデルの構築を目指します。

児童・障がい・介護福祉プラットフォーム「care-base」及び医療・福祉・保育求人支援プラットフォーム「Medicare-partner」を運営するBusifro-Search株式会社(大阪市北区 代表取締役:小笹勝弘)は、2025年7月、障がい者アートの力で社会とのつながりを創出する団体カポノジーコ(大阪市中央区 代表:福田純平)とパートナーシップ協定を締結したことを発表いたしました。本協定により、両者は障がいのある方々の「表現する力」と「働く機会」を連携させ、福祉とアート、テクノロジーを融合した新たな社会参画モデルの構築を目指します。

福祉とアートを“対等な社会資源”として結ぶ

障がい者支援の現場では、生活介助や就労支援に関するサービスが注目される一方で、個人の創造性や表現力に焦点を当てた支援は、これまで十分とは言えませんでした。

カポノジーコは、「障がい者のアートは福祉の対象ではなく、社会に影響を与える文化的表現である」という信念のもと、絵画・デザイン・音楽などのアート作品を通じた社会参加の機会創出に取り組んできました。

一方、Busifro-Search株式会社は、福祉業界のデジタル化を推進し、事業所の業務効率化やICT活用による人材マッチングを強みにする企業です。代表取締役の小笹氏は「“支援される側”という枠組みを超えて、障がいのある方々が主体的に社会とかかわる仕組みを、テクノロジーで支えていく」と語ります。

今回の協定により、両者の強みを融合させ、以下の3つの新たな取り組みがスタートします。

今後の主な取り組み

① 障がい者アート × 就労マッチングの実証プロジェクト

care-baseおよびMedicare-partnerのシステムを通じ、アート活動を通じてスキルや表現力を身につけた障がいのある方々と、創造性を求める企業(広告、Webデザイン、グッズ開発など)をマッチング。

② アート作品を活用した福祉啓発イベントの共催

両社は地域の福祉施設や自治体と連携し、障がい者アートの展示会やトークイベントを開催予定。障がいのあるアーティストの社会的評価の向上と、地域共生社会の実現を目的としています。

③ アート作品から新たな価値の創造を

カポノジーコがこれまで蓄積してきたアート作品を、Busifro-Search社とカポノジーコの両社で流通させることで、作品価値を可視化し、アーティストへの還元を目指します。

「誰もが働ける社会」の実現へ

障がい者の就労支援は、一般的にはA型・B型事業所や就労移行支援などに限られがちです。しかし、すべての人に同じ働き方が求められるわけではありません。

Busifro-Searchが展開するcare-baseのように、多様な就労マッチングやICTを活用した業務設計が可能になれば、障がいの有無にかかわらず、それぞれの特性を生かした働き方が広がります。

また、アート活動は「言葉にならない想い」や「個性」を表現できる手段であり、従来の評価軸にとらわれない社会参画の可能性を秘めています。

代表の福田氏は次のように語ります。
「私たちは“障がい者アート”という表現を使うこともありますが、本当は“社会の鏡”だと思っています。作品を通じて、“見る側”が変わっていくことこそが、真のインクルージョンだと信じています。」

今後に期待される広がり

両社の協定は、福祉の枠組みを超えた「共創型社会」の実現に向けた一歩です。アートを通じて可視化される個性と、ICTによって生まれる新たな仕事のかたち。

社会課題に取り組む企業や自治体、福祉事業所にとって、この取り組みは“新しい働き方”と“多様な社会参加”のヒントになるでしょう。

今後も、Busifro-Searchとカポノジーコによる連携は、障がい者支援にとどまらず、教育・文化・地域づくりといったさまざまな領域へと波及していくと期待されています。

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